あなたはアドバイスをするのが好きですか?
人は自分の知っていることを人に伝えたり
自身の経験を人に話すことに
意外と快感を覚える生き物です。
話をしていて聞いてもらうことが
気持ちよく感じた経験はないでしょうか?
例えば、あなたの学生時代の部活の話を
していたとします、すると聞きつけてきた
他人が興味津々で聞いてくれたしたら
どうでしょうか?
とても話を沢山してあげたくなりませんか?
こんな経験をした、とか
こんなコツがあるんですよとか
結果こんな感じなんです、などと
あなたが見聞きしたことを
話して、気に留めてもらうと
話した側もうれしいですし、
聞いた側も良かったと思います。
たまに、とてもシャイな人って
自分なんて。。。と遠慮する人が居ますが
内心は嬉しいものです、
伝え方にあまり自信がなかったり
愛を持って受け止めてもらうことに
抵抗感があったりしているだけで
本質的には、アウトプットをしたいと
思っていたりします。
アドバイスが好きなことに気付くと
一方で厄介なことも起きてきます。
他の人がもっとこうしたら良くなるのに!
と言ったポイントがたくさん見えてしまうのです。
正義感の強い人ほど、
自分がつらい経験をしてきて
良いやり方をたくさん発見してきた人ほど
この境地に陥りがちになります。
そうしますと、言いたく仕方なくなってしまった場面で
苦い経験をしたことって一度や二度ではないと思います。
自身が気持ちいい状態になっているときは
とても要注意です。
ここでの目指しておいた方がよい
ポイントは、相手が気持ちよくて
こちらが嬉しいかどうかです。
相手が望んでいるものを
気付かせたり、アドバイスしたりしましょう。
相手が困っているときには
アドバイスが助かりますが、
求めていない時にアドバイスをしても
相手には無用なもので
逆に重荷になってしまいます。
アフリカの難民だって、
お腹がいっぱいになったら
食べ物を残すものです。
答えは相手の中にあります。
伝えることも大切ですが
受け取れることの方が
更に大切なことではないでしょうか?