自分がやめたら、仕事が回らないと思っているあなたへ

人生の岐路に立った時、今の仕事に区切りをつけて、次のステージへ。
あるいは、別の道へ行こうと考え始める瞬間があります。

そんな時に、頭をよぎることの一つに
「自分がこの仕事をしなかったら、誰がするの?
お客さんに、会社に迷惑をかけてしまう。
だから、今やめるわけにはいかない。」
との考えがわいてきて、次の一歩を踏み出すことをしない
気づけば、何年も同じ場所に居座ってしまって、

あなたがやめたら仕事は回らない。

その通りです、あなたが居るからその仕事は成り立っている。
それは、誰しもが認めることです。

しかし、しかしですよ。

それは、短期的な話です。

あなたが居なくなって困るのは、実はわずかな時間です、
誰かに迷惑をかけることも実は一時的なものです。

もっと長期的なスパンで考えると、
1年後には、誰かが代わりにやっているものです。
もしかしたら、別のやり方で分担をされているかもしれません。

とにかく、形を変えて、誰かがやってしまえるものなんですよね。
私も3回も仕事を変わってみて、ある程度のポジションにもいたので
はっきりと言えますが、きっと誰かが代わりにできるものばかりです。
それは、どんなに専門的であってもです。
ビジネスそのものを変えてしまってでも、会社そのものが続いていくことだってあります。

だからね。

実は、ごく簡単に

そこから離れるって、やっていいんですよ。

もちろん、やり方の問題もあります。
外資系企業は、人が入れ替わることが大前提としてありますから
すべての資料をドキュメント化することが当たり前になっています。
あなたのやっていることを書いて残しているかが
スムーズな移行期間を作ることに直結します。

とはいえ、そんなことにわかには信じられないですよね。
そんな時には、嘘でもいいのでまずは
「引き継ぎ書」を作ってみるといいですよ。

自分の仕事の棚卸ができますし、誰に何を引き継ぐのかが明確になります。

そして最後に気づくはずです。
仕事がやめられない原因は、業務の引継ぎ以外のところにあるということに。